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愛染院 (徳島県板野町) : ウィキペディア日本語版 | 愛染院 (徳島県板野町)
愛染院(あいぜんいん)は徳島県板野郡板野町に所在する高野山真言宗の寺院。山号は金鶏山。本尊は不動明王。別名那東のお不動さん。四国八十八箇所霊場第三番札所金泉寺奥の院。 御詠歌:まつが枝に 御ひかり照らす 金鶏の 佛を頼め たすけまします == 概要 == 伝承によれば平安時代前期の弘仁7年(816年)四国を巡錫中の弘法大師(空海)がこの地に霊気を感じた。そこでみずから不動明王を刻み、ここに安置したのが始まりと言われている。 当院には戦国時代この地を治めていた板西城主の赤澤信濃守崇伝の廟が祀られている。赤澤信濃守は天正10年(1582年)長宗我部元親の進攻にあい、合戦中に草鞋の紐が切れ討ち死にしたと伝えられている。いつのころからか、この廟に参詣すると腰から下の病が治癒するとの信仰を集めるようになった。治癒した信者は当院に草鞋を奉納する習わしがある。 金泉寺より西へ約3km、大日寺へ向かう遍路道の途中にある。地元では「那東のお不動さん」として親しまれている。本尊は弘法大師が刻んだと伝える。また、納経の墨書は刷毛喜梵字といわれるもので、全国的にも珍しく四国ではここだけである。
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